避難はしご

院生とフリーターの重ね合わせ状態

滞在記5日目:20190817(マッターホルン観光)

昨日投稿できなかった奴です

土曜日です。
今日は休みの日なのでMatterhornを見に行きました。
道のりがかなり過酷だったけど、行く価値はかなりあったと思う。
というわけで書いていきます。

前日譚、出発前日のメンタル

だいたい僕はイベントや旅行の直前になると「めんどくせーーーーいきたくねーーーー」というメンタルになってドタキャンすることがたまにあって、今回も「Zermattまで行くのに300CHF(3万6000円くらい)かかるらしいよ」と言われて完全にやる気を無くした。
ましてや片道6時間以上かかる場所へ日帰りなんてアホアホのアホでしかないので、案の定同期に「行きたくない!!」どゴネ始めてしまった。
ただ、先輩にわざわざ連れて行ってもらうことと、本当に人生で一度はいく価値のある素晴らしい場所だという説得を受けて渋々いく感じになった。
毎回毎回こういうメンタルになるのアレですね。
まあ行ったら行ったで「きてよかった!!!!」とかいうのが目に見えてるんですが。

朝、Zermatt(Matterhornの麓)へ向かう

5時起き。
何やかんやでワクワクして早起きしてしまった。
この日はホテルの移動日でもあったので、部屋を一通り片付け、荷物を友人の部屋に預けて出発。
6時半にはCERN前発のトラムに乗ってジュネーヴ中央駅へ。

本当はそこでサクッとhalf fare ticket *1を買う予定だったのだけど、同期とも合わせて4人分買おうとして色々手間取ったら乗ろうとしてた電車を逃して予定が30分くらい押してしまった。
この受付の時についでに1day free passも買ったのだけど、行き先を聞かれて『Zermatt, Day trip(Zermattまで日帰り)』と答えたら『Are you sure?!(正気か?)』と言われてしまった。
まあ普通は1日で行って帰ってくるような距離じゃないよね、でも僕たちは宿泊費がないからそうするしかないんだよ……

何はともあれ、電車に乗り、レマン湖や葡萄畑を眺めながら、Lausanne、Vispを乗り継いでMatterhorn麓のZermattへ向かう。
途中暇すぎて山手線ゲーム(お題:国名、物理学者の名前)をやった。

VispからZermattまではかなり勾配のある道を進む。
高度計をみながら進んでいたのだけど、もりもり高度が上がっていく。
電車も平地のようなモーターで上がっていくのではなく、線路の間にある歯車が敷いてあって、それを伝って登っていく。

行く途中にはいくつか村があって、よく日本人が想像する通りの『アルプスの村』感があった。
石を薄く剥がして作った屋根、ベランダにはたくさんの鮮やかな花が飾ってあってすごく綺麗だった。
老後はここに住みたい……

あと流れている川が水色(?)濁ってたのだけど何でなんだろう。石灰?

ZermattからGornergrat(展望台)へ

Zermattには12時くらいについた。
この時点ですでに出発から5時間近く経っている。ここからさらに登山鉄道で1500m登って、また引き返してCERNまで戻るのだ。Are you sure?!

標高は見ての通り1600mくらい。
これくらいでも高山病になる人はなるらしい。

街並みはすごく綺麗なんだけど、やっぱり観光用に作られた『人工的なアルプスの街』という感じがする。

街には車も走っているのだけど、その全てが電気車だった。
先輩に聞いてみたら、この街はガソリン車が入れないらしい。
そういえば空気が綺麗。

少し買い物をしてから観光鉄道のチケットを買ってGorngratへ向かう。
ここから40分足らずで3100mまで登るので、普通に高山病になる可能性があるので若干ビビる。
電車の最前車両に乗って、Mattehornやその周りの山々を眺めながら恐ろしく急勾配の道を登っていく。

ところで、この観光列車に乗ってる人間の半分くらいが日本人、残りが中国人みたいな感じだった。
金と余暇がある人たちが多いのかしら。

この観光列車もいくつかの駅を経由しながら、アルプスの山々眺めながら登っていく。
途中途中で羊や牛がいたり、山頂まで歩きで登ろうとしてる人がいたり、山頂から自転車で恐ろしい勢いで降ってくる人がいたり、山だけでなく色んな景色が見れた。

すでにこの時点で景色が良すぎてテンションマックス。
昨日の夜まで行きたくないってゴネてましたよね?????

Gornergratに到着

Zermattを出てから40分くらい、ついにアルプスの山々を見渡せるGornergratに到着。
なんと標高3100m。電車でこんな高さまで来れるのすごいですね。
あと想像より寒くない。パーカーで事足りた。

景色がものすごくいい!!!!!!
氷河!!Monte Rosa!!!Matterhorn!!!!!!どこ見渡してもアルプスの山々が見えてやばい(語彙の喪失)。
本当に景色が良すぎて、多分2時間くらい写真を撮ったり景色を眺めてたと思う。
写真では伝わらないけど、この景色は確実に300CHFの価値はあるし、人生で一度は訪れてほしい場所だと思う。
それくらいアルプスの山々に圧倒された。

高山病の症状も特に出ることなく、何ならそこらへんをガンガン走り回っていた。
20代になって数年経つのに落ち着きがマジでない。
ただ、走り回ると秒で心臓が激しく脈打ち始める。
そういえばここ酸素濃度が70%くらいしかないんだった。

GornergratからRiffelbergまで徒歩で下山

下山は普通に登山鉄道でするのもアリなんだけど、途中に結構色々見応えのある場所があるので徒歩で下山することにした。
僕は疲れてでもこういう寄り道をしたい派なのだけど、対してそういうのが嫌な人もいる。
同期がみんなそういう寄り道が好きな人でよかった。

ところでRiffelbergは標高2600mくらいなので、600mくらいこんな高所の道を下ることになる。
しかも岩がゴロゴロ落ちていてそれなりに足場が悪いし勾配もかなり大きい。
でもテンションがバカみたいに上がっているので、転がっている石*2をみてはテンションが上がり、草花を見てはカメラに収め、みたいなことをして走り回ってたら僕と同期一人が死ぬほど先行して降りてしまっていて、他のメンバーとはぐれてしまった。
多動がメンバーにいるとこういうことが起きます。

途中にはすごく水の澄んだ貯水池や、動物のうんこ、大量の羊や、山頂から見たものとはまた違うアルプスの山々を見ることができた。

バカみたいに爆走しながら、たまにピクニックをしながら、岩だらけの道無き道を突っ切りながら降っていった。
当たり前だけど、こんな高所で走り回ると秒で疲れる。
でも普通にテンションで押し切ってしまった。
それくらいに楽しかった。
Riffelbergには17時くらいに着いた。
ここにはホテルがあったり、大きなステージがあったり、規模は小さくとも色々な施設があった。

ここからまた観光鉄道でZermattまで降っていきます。

既にこの時点で膝の爆弾*3が爆発していた。

Zermatt観光

麓まで戻ってきました。
人工的に作られたアルプスの街っぽいとはいうものの、やっぱりヨーロッパの建物が大好きなので、木造や石造の建物を見てはテンションが上がっていた。

街にはカトリックの教会があって、その中ではパイプオルガンが弾かれていた。
建物だけでもそれなり厳かな気持ちになるけど、パイプオルガンの音があるだけで厳かなだけでなく何かに包まれている不思議な気持ちになった。
多分時代が時代だったら信仰してそう。

晩飯はすごく高そうなホテルの地下でチーズフォンデュとワインをいただきました。
金が飛んだけどうまかった。

CERNまで帰る

行きと同じルートでCERNまで戻った。
死ぬほど疲れてたけどねれなかったので、先輩や同期と研究の話をしたり、音楽を聴きながら帰りました。
途中乗り換えに時間があったのでVispの街を見たのだけど、本当に僕が理想とするヨーロッパの田舎街という感じで、建物の形や、街の造り、街の奥まったところに教会があったりして、すごく雰囲気が良かった。
近代洋風建築好き、大好き……
絶対老後は洋風建築に住むんだ……

CERNには24時くらいに着きました。

ここで終われば良かったんだけどね……

お家に帰るまでが遠足

なんとこの日はホテル移動の日で、別のホステルまで荷物を移動させなければいけない日だった。
Reception officeに行って次に泊まるホステルの鍵をもらいに行ったら「ここじゃない」と言われ、20kg近いキャリーバッグと、荷物の詰まったリュックを背負って守衛さんのいるところまで行って鍵をもらい、さらにそこから2km以上離れたホステルまで歩かなきゃいけなかった。
薄い意識の中、キャリーバッグを引きながら、深夜1時にCERNのそばを死んだ目で引く僕は明らかに不審者だった。
不審者だと思われたくなかったので、CERNのIDカードを首からかけていた。
疲れすぎ&膝が痛すぎて、心が折れるとかそういうのを通り越していた。
マジで死にそうだったのでthe pillowsのI think I canを流しながら歩いた。

なんとか無事に着いたのはいいけど、建物への入り方がわからないし(近くにいたお姉さんに助けてもらった)、自分の部屋がどの建物にあるかわからない(20分くらい歩き回って見つけた)。 結局部屋に着いたのは深夜2時半くらいで、着いた瞬間荷物を投げ捨ててそのまま寝てしまった。
お疲れ様でした。

気づき

  • 電車の窓が日本より大きい。景色がよく見えていいね。
  • 改札という概念がない。無賃乗車をしようと思ったらできるけど、たまに車掌さんがチケット確認に回ってくる。無賃がバレたら罰金100CHFだそうです。たけー。

残金

計算したくない。
明日やります。

明日やること

休む。
膝も痛いので。

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*1:スイスの鉄道が一年間半額になるチケット。25歳以下なら100CHFで買える。

*2:堆積岩なんだと思うけど、やたらキラキラした何かが混ざっているものが多かった。何だったんだろう。

*3:昔マラソンで壊れた